マンションのリフォーム・リノベーションはハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 東京都 神奈川県 埼玉県

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一枚の写真「棚板の先端」

「一枚の写真」は、ハンズデザインの事例写真を見ながら、様々なことを話していこうという企画です。

今回の写真は、書斎のためにデザインした本棚です。

ハンズデザインで設計し、家具屋さんに製作と設置をお願いしました。

素材はオークの板目。棚板はクリアオイル塗装、縦方立と引き出し部分などはオスモカラー塗装です。

この本棚は間仕切りの役目も担っていて、向こう側には寝室があります。

棚板の先端部分に注目してみてください。

縦方立をスッキリと印象的に見せるために、棚板の先端は縦方立から5mmだけ引っ込めています。

さらに、シャープさ・軽さ・緊張感を出すため、棚板は厚さ25mmですが、先端が15mmになるよう斜めに削り、出角は糸面取りにしています。

面取りとは板の角を丸くすることです。切断したままだと角が鋭利で、指を切ってしまう危険もありますし、角が欠けやすいという弱さもあります。

糸面取りは、その鋭利な角をほんの少しだけ丸くする処理です。面取りを大きくすると、丸みのある優しい雰囲気になっていきます。

棚板の厚さをどう見せるか。角をどのくらい丸めるか。壁から出すか、揃えるか、引っ込めるか。

基本的な判断の積み重ねが、全体の印象を決めていく。そう考えて、丁寧に検討しています。

忙しい人のためのキッチン設備

寒さが身に染みる季節。温かいものが食べたくなる季節でもありますね

冬になると、我が家ではビルトインオーブンの出番が増えます。

料理家・市瀬悦子さんの『のせて焼くだけ、毎日のオーブンレシピ』という本にはまり、時短でオーブン料理を楽しんでいます。

食材は2〜3品、工程もだいたい3つほど。食材に調味料を加え、オーブンに入れて20分待つだけ。

暖かくておいしいオーブン料理が、驚くほど簡単にできてしまいます。

忙しい日は、オーブンに入れてからの20分がとても貴重。その間に洗濯物を畳んだり、終わっていない仕事を片付けたりと、「ながら晩ごはんづくり」ができるのも魅力です。
お惣菜を買うよりも、外食をするよりも、簡単でおいしく、できたてを味わえる家ごはんが、私は一番好きです。

キッチン設備としてビルトインオーブンレンジを取り入れる方は、少しずつ増えてきましたが、ビルトイン食洗機同様に、ぜひおすすめしたい設備のひとつです。国産ではパナソニックのものがあり、価格もそこまで高額ではありません。新しくオーブンレンジの購入を検討されている方には、ぜひ選択肢に入れていただきたいですね。

ワンランクアップしたキッチン空間になると思いますよ!

※リンナイにもビルトインオーブンがあります。参考までに。

一枚の写真「玄関の天井」

玄関の天井

「一枚の写真」はハンズデザインの事例写真を見ながら様々なことを話していこうという企画です。

今回はマンションリノベーションをした住まいの玄関です。

天井が低くなっている部分は羽目板仕上げにしています。

その右手には縦格子の引戸、その手前の下足入れの上の壁は大谷石貼りです。

マンションの玄関まわりには、構造体の梁や換気のためのダクトなどがあることが多いです。

そのため天井に段差ができて、どうしても窮屈な印象になりがちです。

この住まいでも、玄関ドアの上に大きな梁があり、
そのまま見せるとデコボコとした落ち着かない印象になりそうでした。

そこでここでは、梁下の高さで天井を揃え、
あえて天井の低い領域を作ることにしました。

天井が低くなると、空間に身体が包まれたような感覚が生まれます。

そのためその天井の仕上げは、
温もりを感じる木がいいなと思いました。

天井の羽目板、縦格子の引き戸、左の壁に埋め込んだ姿見、
ゆったりした広さの土間、玄関ドア、大谷石の壁。

様々な素材をそれぞれスクエアな面として整理し、要素がぶつからないように納めています。

玄関は外と内をつなぐ特別な場所です。

すっと心が切り替わると良いなと思います。

サニタリー特集

気がつけば、ハンズデザインの施工実績は2012年から毎年着実に増え、2026年現在で70件近くになりました。どれ一つとして同じ家はなく、それぞれが個性的で独創的です。家というのは本来自由であるべきだなと、改めて思うのです。

今回はサニタリーに着目して、今までの事例をご紹介しようと思います。

洗顔、歯磨き、着替え、入浴

狭い空間ながら、必要な要素がギュッと詰まった、朝起きて最初に向かう場所でもあります。
暗くて狭く、換気の悪い場所で一日をスタートするよりも、明るく陽の光が入り、のびのびとした気持ちになれる。そんな場所にしたいものです。

1日の始まりが心地良くなる、明るく見晴らしの良い洗面所志木Sさんの家

窓のある洗面所、高層階に位置するため、周りの視線を気にする必要がなく、とにかく明るくて、気持ちがいい!

Data
既製品3面鏡:ミラタップ ホテルミラー
洗面器:陶器製 Tform
カウンター天板:タモ 自然オイル&ワックス
壁材:塗装(ケリーモア)、タイル(toolbox)

大谷石とチークの素材感にこだわった、開放的な洗面所越谷Mさんの家

バルコニーの窓に隣接した洗面所。大谷石とチーク、そしてカゴ使いがとても上手です。
造作の鏡収納は引き戸にこだわりました。鏡裏収納を開けながら、鏡も見れるところが魅力です。

ユニットバスもガラスにすると透明感が生まれ、空間が広がります。お風呂からはバルコニーの緑が見えて、毎日のバスタイムが、一日のご褒美になります。

万人向きの素材ではありませんが、憧れの洗面所です。

Data
鏡収納:造作引違い鏡収納
洗面器:陶器製 Tform(現在はすでに廃盤)
カウンター天板:チーク 自然オイル&ワックス
壁材:大谷石、ホタテ塗装

幾何学タイルで空間にアクセントを
自分の好き!を詰め込んだアートなサニタリー(芝浦Mさんの家)

好きな色、好きなものに囲まれて暮らすことは、本当に幸せなことです。ほんのりイエローな壁に寒色系の幾何学タイル、オークの木目が美しい造作洗面台のあるサニタリーです。タオルウォーマーのある暮らしは憧れます!

Data
鏡収納:3面鏡造作収納
洗面器:陶器製 Tform
カウンター天板:オーク板目 自然オイル&ワックス
壁材:塗装(ケリーモア)、タイル(平田タイル)

シンプルに考え抜かれた洗面所(西東京市Sさんの家

洗面トップは水に強いフィオレストーン、洗面器はシームレスにつながる人造大理石、とにかくお掃除が楽であることを重視しました。造作洗面収納からはティッシュがシュッと出る設計。これはちょっとクセになりそう。照明の光も、肌映りの良い温白色に。昼白色ほど白くはないので、周りの空間とも馴染みます。

Data
鏡収納:3面鏡造作収納
カウンター天板:フィオレストーン(アイカ)
洗面器:人造大理石(アイカ) シームレス接着
壁材:塗装(ケリーモア)、タイル(平田タイル)

木に包まれた、癒しの洗面所(南葛西Kさんの家

天井に木を使うと、ホッとする空間になります。洗面所に行くのが楽しくなりそうです。

Data
既製品3面鏡:ミラタップ ホテルミラー
洗面器:陶器製 Tform
カウンター天板:タモ 自然オイル&ワックス
壁材:塗装(ケリーモア)、タイル(平田タイル)

ホテルライクなデザイン鏡のある洗面所(府中Sさんの家)

縦ルーバーの壁は視線を程よく遮りながら、空気がこもらない。サニタリーは家の中心にあっても、間接的な光を取り入れ、明るい印象にすることができた事例です。間接照明を仕込んだ造作デザイン鏡がとても美しくて印象的。鏡裏に収納する小物が少ない方にオススメの方法です。

Data
鏡収納:造作デザイン鏡
洗面器:陶器製 Tform
カウンター天板:フィオレストーン(アイカ)
壁材:塗装(ケリーモア)、タイル(平田タイル)

好みの洗面空間は見つかりましたか?
それぞれの暮らし方や収納量に合わせて、一つひとつ設計してきたサニタリー。
正解は一つではなく、だからこそ奥深く、面白い空間だと感じています。

人も犬も心地よい家づくり_プロローグ

今回の話題は自然素材を使った家で、犬を飼っていることについてお話したいと思います。
タイトルにあるように『人も心地よい家』ということで、ハンズデザインがいつも採用している素材についての話題でもあります。ペットをお持ちでない方も興味のあるところを、読んでいただければと思います。

プロローグ

動物と暮らすことが大好きな私は、長い間、犬と一緒に暮らすことを夢見てきました。
この家での生活が始まってから、毎週末お客様が訪れる我が家で本当に犬と暮らせるのか、とても慎重に考えてきました。来客の中には犬が苦手な方もいますし、臭いなどが人に不快感を与えないか、インターホンの音に吠えてしまわないか、仕事で忙しい私たちの暮らしに朝晩2回の散歩が続けられるのか、外出が多いので寂しい想いをさせてしまうのではないか、気軽に旅行へ行けなくなるのではないか、など考えるべき課題がたくさんありました。

実際にいくつかのブリーダーさんを訪問し、お話を伺ったこともありましたが、なかなか不安が解消されず、この話題はいつも先送りになってきました。転機は2020年のコロナによる外出自粛で、家にいることが増えたことです。
夫婦間で一致してなかった犬種の問題も、偶然、お互いが譲歩できそう犬種に出会えたことも大きかったと思います。全ての不安が解消されたわけではありませんが、この機会を逃したら犬と暮らすチャンスはもう来ないかもしれない、今しかない!と思いました。そして2020年の7月に待望のミニチュアシュナウザー の男の子を迎えることができたのでした。

室内で犬と暮らした経験がなかった私たちにとって、最初は想像以上に大変で、とにかく3年間ぐらいはさまざまな問題にぶつかりながら、ようやくこうして筆を取ることができるようになったのです。

犬との暮らしは楽しいことばかりではなく、どうしたらいいのだろうと試行錯誤をする時間も多くありました。
ドッグトレーナーさんに来ていただき、夫婦で『犬とはどんな生き物か』というところから理解を深めていきました。
犬のしつけや育て方について、書籍やネットには載っていない情報も多く、犬の性格によって対応が変わるため、一頭ずつよく観察し、適切に対応することが大切なんだということがようやくわかってきました。

ここで私たちの家にお迎えしたtenくんについて簡単にご紹介します。

犬種 ミニチュアシュナウザー (ブリーダー:マスタッシュ出身)
毛色 ブラック ♂ (男の子) 7.5〜7.8kg 
体格 筋肉質でガッチリとした体型
誕生日 2020.5.20
体毛体臭 毛は非常に抜けにくい、お風呂の頻度が低いと体臭は少し感じます
病気やアレルギーなど 皮膚トラブルが生後8ヶ月ごろからあり皮膚科への定期的な通院あり
そのため毎日塩風呂で殺菌入浴。ちょっと大変ですが、毎日のことなので慣れました。
性格 マイペースな食いしん坊、犬達の間ではいじられキャラ。活発度は普通、3歳を過ぎた頃から大人しい性格と言われることも多くなりました。

さて、これらの情報を踏まえた上でこれからのお話を参考にしていただければと思います。

順次内容をアップしていく予定でしたが、、、、

今後の記事は星名貴子のnoteよりお楽しみください。
応援よろしくお願いいたします!