マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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BLOG見学会_船橋Nさんの家

こんにちは。

2023年もひと月が過ぎ、時が経つ速さに少し焦りを感じるこの頃です。
一年分のカレンダーに予定を入れいていくと、ありがたいことに今年も忙しくなりそうな予感がしております。

1月には2件、今まで計画を温めていた恵比寿Sさんと南葛西Kさんのお宅で工事が着工いたしました。
4月下旬と5月中旬ごろにまた見学会を開催いたしますので、楽しみにしていてくださいね!
(2週間前くらいにInstagramやホームページで告知いたします)

さて、2022年の年末に見学会を行った、船橋Nさんの家もたくさんの方にご来場いただきました。
忙しくて来れなかった方のためにここで改めてご紹介したいと思います。

Nさんは小さい女の子がいる3人家族、もともと東京にお住まいでしたが、ここ数年の暮らしの変化などがあり、しっかりとした広さの書斎スペースが取れる物件を探していたところ、縁があって船橋市の築21年103平米の中古マンションに巡り合いました。

もとは4LDKの間取りです。

このマンションは大きなコンクリートの柱と梁で構造が構成された、鉄筋コンクリート造でお風呂の横にコンクリートの構造壁があるつくりでした。

新しい間取りです。

玄関を中心に、図面右側(南向き)がみんなで過ごす広いLDKと水回り、北側は将来の子供部屋と主寝室がある静かな場所というゾーニングになっています。書斎(スタジオ)はリモートワークで日々過ごす場所になりそうだったので北側にはつくらず窓を介して暖かい光が入ってくる場所に設けました。

前置きはこれぐらいにして、Nさんの家を巡ってみましょう!

玄関を開けると最初に飛び込んでくる風景です。ランダムな板張りに木目が透ける程度にグレーの塗装をのせて、天井と床の木とは違う印象になるように仕上げを選びました。玄関は家の顔になるので、最後の最後までみんなでサンプルと睨めっこしながら試行錯誤したところです。

板張りの背後にはトイレと収納が隠れています。

トイレはグレーの塗装と間接照明でまとめ、落ち着いた気分で過ごせる場所になりました。あえて残したコンクリートの壁も、ユニークなトイレを演出しています。

奥に見える小さな取手は観音開きの収納になっていて、傘や来客用スリッパ、重い水のストックなどが入る場所です。

開放的な玄関はそのままLDKへと繋がっていきます。

新居ではたくさんの植物に囲まれて暮らしたいというご要望があり、バルコニー沿いの床は幅60cmのところまでタイルの仕上げにしました。真南に向いているバルコニーからは朝からたくさんの光が降りそそぎ、床に貼ったタイルが太陽の熱を蓄熱して、冷たいはずのタイルが意外と暖かいという思わぬ効能に驚かされました。

この大きな白い引き戸の右側は日用品収納ですが、左側は小さなデスクと本棚になっています。

子供がリビング学習をするとき、ダイニングテーブルを学習スペースにすると食事の時に一度片付けなくてはならないという手間が発生するため、専用スペースがあると学習効率もアップするはず!お子さんが大きくなるまでは、大人のリモートワークスペースとしてもしばらくは使えそうですね。

キッチンの天井はツガの羽目板を張り、食器棚の先にある洗面脱衣室の天井まで貼ることで視覚的に空間の奥行きが増します。

キッチンはシンクとコンロが別の列にある、2列型のキッチンです。タイルは名古屋モザイクのシンプルな二丁掛けタイルを選びました。

調理器具はコンロとIHが一体となったハイブリッドタイプ。クリナップから発売されたものでコンロの左右は選べます。
いいとこ取りで、スッキリしたデザインがいいですね。

キッチンの水栓はデルタ社の、タッチ水栓。名前の如く水栓のいろんなところをタッチするだけで水が出たり止まったりする優れもの。赤外線ではなく静電気に反応するタイプです。

食洗機はおなじみスウェーデンのASKO社のものを採用。容量がたくさん入ることや排水溝の自動洗浄があるところが特にいいですよ!

洗面所の間仕切りを兼ねた大きな家具は、上から食器棚、家電収納、ゴミ箱収納となっています。
食器棚の背面はガラスでできていて、できるだけ透明感を残して大きな家具の威圧感を減らすように考えました。

洗面室はキッチンのすぐ横にあるので、忙しい時間帯はながら家事ができて便利です。
木のフレームがまわった鏡収納が夢だったという奥様のために、家具屋さんでオリジナル製作いたしました。
毎日使う場所は気に入ったものに囲まれて暮らせると、幸せも倍増します!優しい素敵な雰囲気の洗面所になりました。

カウンターは水汚れにも強いサイルストーンを採用。モルタル風で木との相性もばっちりです。

洗面の横には1620サイズのお風呂があります。グレーと黒と白で統一されたモノトーンのユニットバスがかっこいいですね。
最近はリクシルを選ぶ方が増えてきた印象です。理由は様々ですが、デザイン頑張ってます!

洗面脱衣室の天井には室内物干しスペースがあり、その手前にある木の枠は引き戸の鴨居です。ここで扉が閉まるようになっています。

印象的な照明は、ニューライトポタリーのSETという名前がついたブラケット。

振り向いた先には大きな透明ガラスが入ったオリジナル引き戸が入り口になっている書斎があります。
ここがこの家で一番こだわりが詰まった場所かもしれません。

リビング側にも光を取り入れる大きな窓をつけました。

ジャーン。
4畳半くらいのこのスペースは、書斎や楽器を演奏する場所と植物を育てる場所の2部構成になっております。
手前がワークスペース、床がタイル仕上げになっている部分からは趣味のビカクシダを育てるスペースになります。

とても不思議な異空間、壁一面ビカクシダの栽培畑です!

木製フレームとエキスパンドメタルでオーダー製作した、ビカクシダのための場所です。隅には間接照明を入れてビカクシダたちをライトアップ。天井からは植物専用のLEDライトを太陽光のリズムでタイマー設定して光をあてる予定です。
なんと幸せなビカクシダ達でしょうか。スクスク育ってほしいものです。

こちらが書斎スペース。座りっぱなしはよくないということで、電動昇降式のワークテーブルとなっています。
FLEX ISPOT電動昇降の脚とリノリウムのデスク天板を組み合わせて製作しました。

電動昇降は感動するぐらいスムーズに動くのでぜひ動画でみてください。
リモートワークの方必見!

どうですか?このスムーズの動きに感動しました!
私たちも欲しくなってしまいました。

ワークスペース背面には、電子ピアノが将来おさまる場所と大容量の収納があります。

玄関土間に設けられた水場は、帰ってきて手洗いもできますが
ビカクシダ用の給水スポットです。ここでたっぷり水をあげて、ルーバーに吊るして水切りをします。

玄関土間の続きに目立たない大きな収納を1つつくりました。

キャンプ道具やベビーカー収納することができます。

その先にはファミリークローゼット。あえてコンクリートの躯体はむき出しに。

明るい玄関にしたかったので、
寝室との間はガラスの引き戸とパーティションで軽やかに仕切ることにしました。

北側の掃き出し窓からの光が、玄関側にも漏れ、どこにいても気持ちがいい空気感です。

寝室から見た風景です。
天井はアルダー突板張りにして、木に囲まれた寝室になりました。

さて、最後にディテールについて触れたいと思います!

Nさんの家はあらゆるところで黒い金物が使用されています。

キッチン食器棚の取手(トリノス)

キッチンの取手(ROOFGENERALSTORE)

神保電気の家具コンセントも黒にしました。ちなみにキッチンの木はアルダー柾目突板です。

コンロ脇のレードル掛けはtoolboxのオリジナル商品。

トイレの中も黒で統一。リラインスのペーパーホルダー。

ドア取手はユニオンというメーカのものです。飽きのこないデザインがいいです。

観音開き収納の取手は最近よく使用するB.Pのもの。削ぎ落とされたデザインに共感を覚えます。

家づくりでは様々な金物や器具が出てきます。
色をステンレス・アイアン(黒)・真鍮どれに揃えていくかで、仕上がりの雰囲気も変わってきますので
注目してみてくださいね!

まだまだ語り尽くしきれないのですが、入居後のプロのカメラマンによる撮影も予定しておりますので、
その後の暮らしが始まった様子も追々ご紹介していきたいと思っております。

長文ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。

サイルストーン&デクトンの新ショールームへ行ってきました!

こんにちは。

毎日暑い日が続きますが、夏バテせずにお過ごしでしょうか?
美味しいものを食べて今年の猛暑も乗り切りましょう!

今日は素材の話題です。

サイルストーンやデクトンという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが
キッチンや洗面所などの水回りのカウンタートップの素材として親しまれてきた石のような風合いの輸入素材です。

この素材を扱うコセンティーノジャパンさんの新ショールームができたと聞いて行って参りました!
新宿のOZONEから青山に移転して地下1階、地上2階建ての大きく綺麗なショールームに生まれ変わっていました。

地下一階は大きなキッチンの展示があります。

3枚の板を綺麗にくっつけて作られています。綺麗なおさまりです。

このおさまりは、建築用語で留め(トメ)と言います。

白のマーブル模様もたくさんの種類がありますね。選ぶのに迷いそうです。

サイルストーンとデクトンの違いですが
サイルストーンは天然水晶94%と樹脂を真空振動プレスしてできており、耐熱温度は280度。
色味はデクトンに比べると明るい雰囲気のものが多いようです。
成分に樹脂が含まれているため、紫外線で多少変色する可能性があるとのことです。

一方デクトンは100%セラミックでできており、表面に模様をプリントしています。
耐熱温度は300度。暗いトーンの落ち着いた雰囲気の色味が多いのが特徴です。

いずれもキッチントップとして使用する場合は
鍋ややかんは必ず鍋式を利用することをオススメします。

ショールームでは大きな版で見れるので、採用を検討している方は是非サンプルではなく、実物を見てみてください。

そのほかに、ショールームではさまざまな使い方の提案も見ることができました。
細かくカットしてタイルのように床材や壁材にも使用できるそうです。

いい雰囲気です。
どなたか採用しませんか?希望者募集中です。笑

壁(赤い部分)に使用することもできます。
使い方のイメージが湧きますね。

綺麗な色味のものもあって、素敵です。
トイレの壁に使う方法はとてもいいと思いました。

水にも強く拭ける素材なので、用途としてむいてます。

サイドテーブルのトップも丸く切り出して足をつければ出来上がり!
応用すればダイニングテーブルの素材としても使えますね。

やっぱり実物を見るといろいろイメージが湧いてきます。とても良い訪問となりました。

興味のある方はぜひ訪れてみてください!

ショールーム 
東京都港区南青山6-4-14 INOX青山 
TEL 03-6635-9348
定休日:水曜日
http://www.cosentino.jp

マンション暮らし 、暖の取り方を考える

こんにちは。

少しずつ寒さが和らぎ、春の気配を感じるようになりましたね。
隣の公園を散歩していると、早咲きの桜を見かけるようになってきました。

このブログを書いている間に暖かくなってきてしまったので
少し季節感のない話題になってしまいましたが、ご容赦ください。。。

今回はマンションでの暖の取り方について考えてみたいと思います。

コンクリートでできていて気密性の高いマンションは、
一戸建てに比べて簡単に暖かく過ごすことができます。左右上下お隣がいればなおのこと。
そんな暮らしやすさを気に入って、マンションを選ばれる方も多いはずです。

私たちの家を事例に冬の暖房計画を考えてみたいと思います。

広さは72平米、間取りはほぼワンルームです。
部屋を仕切るドアはトイレにしかなく、どこまでも空気がつながっている間取りです。

メインの暖房は南側にガスファンヒーター1台、北側にデロンギ1台で行っています。

中央付近の緑のラインで空気の通り道が狭くなっているので
南はガスファンヒーター、北はデロンギに暖めてもらい、全体が暖かくなるように計画しています。

私はエアコンの上から降りてくる温風と空気の乾燥が苦手なため、
冬にエアコンの出番はほとんどありませんが夏には大活躍しています。
ダイキンのrisoraシリーズ、デザイン性はいいので使わない季節も存在はあまり邪魔になりません。

エアコンについては下記の記事を参照ください。
https://www.hands-a-design.jp/blog/5153.html

メイン暖房であるガスファンヒーターは、とても優秀です。
ガスが燃焼するときに水分が発生するため、空気をあたためると同時に加湿もしてくれ、
湿度を快適に保ってくれるのです。

エアコン同様に温風が出ますが、足元から発生するので顔にあたることもなく
部屋の下から上まで万遍なく温まる感じがします。
パワーがあって温まりが早いのもいいですね。

私たちの家のものは古い器具なので見た目がちょっとレトロですが、
最近はもう少しデザインも良くなっていますので、おすすめできる暖房器具です。

北側はデロンギのマルチダイナミックヒーターを使っています。
朝の4:00〜9:00、夕方の16:00〜00:00の間、24度に設定して運用しています。
朝起きる時も寒さを感じず快適です。
輻射熱により部屋全体をじわじわ温めてくれ、
風が発生しないので私たちの家の暖房器具の中でも一番快適だと感じます。

主に2台の暖房器具で72平米、窓の多いワンルームのようにつながっている私たちの家でも、
どこにいても寒さを感じることなく快適に過ごすことができています。

逆に扉で部屋を仕切って暖房が届かない廊下や玄関などの場所をつくってしまうと、
部屋の往来時に寒暖差を感じ、不快に感じる要素となると考えています。

どこにいても快適な空間にするためには細かく部屋を仕切らず、
部屋の容積に対して充分な能力(少し大きめの容量)の暖房器具を選ぶといいと思います。

エタノール暖炉はマンションで唯一設置できる煙突のいらない暖炉です。
大きなアルコールランプをイメージしていただくといいと思います。

炎には1/fゆらぎ効果があり、リラックス効果があるので
私たちの家では休日の特別な時間を過ごすときに使っています。

実際に10年間暮らしてみて、いくつか後悔もあります。

ひとつは北側にもガス栓を引いておけばよかったと思うことです。
詳細に検討した訳ではありませんが、ガスファンヒーターの方がつけている時間が長いのに
料金が安いので、電気代が安くて済んだのではと思います。

ガス栓の増設は、床下や壁の中に配管を行うためリノベーション工事の初期でしか行えませんので
興味のある方は早めに希望を工事店に伝える必要がありますので、ご注意ください。

それと、タイル仕上げにした洗面所の床にも床暖房を入れればよかったなと思うことです。
タイル仕上げの床は、冬とても冷たくなり、特に素足で過ごすことの多い場所には
床暖房があると快適だっただろうと思います。
キッチンの床だけは、電気式の床暖房が入っているのですが、
じわじわと足元から暖かさが伝わってくる感じは、やはり快適です。

ときどき無垢の床は床暖房ができないのでは?とご質問を受けることがありますが
床暖房対応の無垢材を選び、適切な施工を行えば問題ありません。

マンションで暖かさを保つためには、ほんとうは窓の話題にも触れる必要がありますが、
話が長くなるのでまたの機会にじっくりと。
ひとことで言うなら、北側は窓を2重にすることがマンションでは一番の解決策です!

あと少しすれば、桜が咲く美しい日本の春がやってきます。
その頃には楽しいお花見ができることを切望しています。
一緒に頑張りましょう!

みんなの家ができるまで

みなさんとの出会いから住まいの引き渡しまでのスケジュールのお話をしたいと思います。

別のページ「私たちの物件の探し方」も参考にしてください。

会社選び

まず会社選びです。

毎日の暮らしの風景、暮らしやすさなどを委ねる相手を選ぶことですので、しっかりと研究していただきたいと思います。

今はどの会社もホームページや事例写真などが充実していますので、比較しやすくなっていると思います。昔はパンフレットなどの資料請求というものがありましたが、今ではあまり意味がなくなりました。

ある程度方向性が見えてきて、候補の会社が絞られてきたら、それぞれの会社の人の話を聞きに行って頂きたいと思います。もちろんハンズデザインにも。そしてできれば、完成見学会などで実際の空間も体験していただければと思います。

会社としても見る必要がありますが、人間もよく観察する必要があります。

デザイナーや設計者というのは当たり前ですがそれぞれ個性を持っていて、住まいづくりの考え方、好みの空間の雰囲気、話し方など様々です。完成した暮らしの風景と何気ない会話の雰囲気を知ることで自分に合った人に出会えると良いと思います。

ここまでの過程で依頼先を決定できれば一番いいですね。

相談会・顔合わせ

ハンズデザインが候補に残っていれば、是非お問い合わせください。

まず私たちの家にお越しいただいて、私たちの家を見学して頂いたり、具体的なご質問にお答えしたりと、お互いに様々なお話をします。

相談相手として話しやすいかなどもご判断ください。

訪問・調査・ヒアリング

実際にご提案させていただくことになったら、今度はご訪問させて頂きます。

計画物件の計測、調査、竣工図の確認を行います。

また現在のお住まいでの暮らし方を見せて頂きつつ、具体的なご要望のヒアリングを行います。

竣工図というのは建設時の図面図書で、管理室などに保管してあります。私たちが訪問して閲覧し、必要箇所の写真を取らせて頂きます。

プラン検討:

2週間ぐらいお時間をいただいて、私たち2人であーでもないこーでもないと言いながら検討を繰り返します。

プレゼンテーション

前提となる建物の構造や設備などの条件をご説明した後、新しい平面図をご覧いただいて全体のご説明をします。また、3Dモデルで住まいの中を歩いている視点で新しい暮らしの風景を見て頂きながらさらにご説明します。

ご提案として可能性を感じていただけたら、お見積もりについてのご説明と素材や設備についての簡単なヒアリングを行います。

見積もり作成:

2週間ぐらいお時間をいただいて、各社に見積もり依頼したり、素材の選定、面積、数量の拾い出しなど行います。

見積書提出

具体的な設備の品番、仕上げ素材の数量、工事にかかる手間など一つひとつ詳細に金額が明示されている十数ページぐらいの見積書を一行ずつご説明します。どこにどんな風にお金がかかるのか良くわかっていただけると思います。

お申し込み

プレゼンテーションと見積書、両方の説明を受けてお考えいただき、この段階ではまだ希望している住まいや金額とはギャップがあるけれども、ハンズデザインと打ち合わせを重ねていくことによって良い住まいづくりができそうだと納得していただけましたらお申し込みをして頂きます。

打ち合わせ期間

大急ぎで4ヶ月、標準で6ヶ月、またはもっとゆっくりじっくり時間をかけても大丈夫ですが、打ち合わせをしていきます。

場所はご訪問させていただいても、私たちの家にお越しいただいても、カフェやレストランなどでも大丈夫です。一部オンラインも取り入れています。

打合せの方法は2週間に一度、お互いに宿題をこなして交換する、キャッチボールをするような形で進みます。

2週間の間、例えば「洗面室」にフォーカスして生活して頂きます。意識的に生活することによって要望や不満点、収納するものや方法などできるだけ思い起こしていただきます。

そしてお会いしたときにその内容を教えて頂きながらお話をして、ハンズデザインが次回までに検討して詳細な提案を行います。これを住まいの全ての場所で繰り返します。

お互いに結構大変な作業ですが、やり切った後は具体的な暮らしが想像できて安心感があると思います。

再見積もりの提出

打合せ期間に暮らし方、素材、設備など全ての確認が済んで決定したところで再度お見積もりをまとめます。ここでもう一度全体のコストを見直して予算とのバランスをとります。

ご契約

設計と見積もりが決定したらご契約です。もちろん細かな部分で決まりきらないこともありますので、契約後の打合せや工事期間中にも追加変更を行います。

工事期間:

約3ヶ月です。ハンズデザインではいつも同じスペシャルなチームで施工を行っています。阿吽の呼吸が通じる仲間です。

施主検査後、予備・是正期間として1週間を含んでいます。

お引き渡し

最初の訪問調査からここまで、標準的に10ヶ月です。

急ぐ場合は打ち合わせ期間をタイトにするしかないですが、短縮できて8ヶ月程度だと思います。

少し長いと感じられるかもしれませんが、住まいづくりは労力もお金もかかりますし、楽しくて快適な暮らしのための特別な期間ですので、ご理解いただければと思います。

新しい暮らし

自分のために考えてつくった住まいでの暮らしは格別です。末長く特別な毎日を重ねて頂きたいと思います。

私たちの物件の探し方

ハンズデザインは不動産屋さんではないので、物件探しは行っていません。

私たちが考える物件の探し方を書いてみたいと思います。

価値観は人それぞれですしプロではないので、独断と偏見に満ちた意見であることはご了承ください。

不動産会社に依頼する

物件探しは探しているエリアにある複数の不動産仲介会社に依頼しましょう。

理由-1

それぞれの会社が独自で持っているフレッシュな物件があるかもしれません。それに、不動産屋さんも商売ですので自分たちがより儲かる物件を勧めることもあると思います。

理由-2 

不動産会社というより結局はその中で働いている人物に相談することになり、その人の経験、知識、やる気、忙しさなどに影響されてしまいます。物件探しもそうですが住宅ローンの依頼先を紹介するのも不動産屋さんの仕事ですので、担当者の力量に寄るところは大きいですね。

理由-3

良い物件との出会いは一瞬のタイミングです。多くの情報を得られるようにしておきましょう。

リノベーション工事費を住宅ローンに含める

リノベーションをすることを伝えて、工事費用を住宅ローンに含めたい場合はその意向を伝えて探してもらいましょう。親切な不動産屋さんなら金融機関も紹介してくれるかもしれません。

工事費の相場

その場合の工事費用についてですが、大切かつ複雑なことなので一度ハンズデザインにお越しいただきお話をさせていただければと思います。思い込みやインターネットで調べた相場などで判断しない方が良いです。不動産価格との「物件を探し始めようかな」ぐらいのタイミングで一度ご相談ください。

融資審査のための工事見積書

リノベーションの工事費を住宅ローンに含めることを伝えると、工事費のわかる見積書などを求められることがあります。工事内容が決まっていなくても物件が決まっていれば、住まいのご要望とご予算などご相談の上で、概算の見積書を作成しますので、融資の審査を進めて頂くことができます。

住環境

当たり前のことですが、生活する環境として街や風景が好きかどうかは大切です。
初めての場所なら何度も訪れて色々な時間を体験してみた方が良いと思います。

緑の見える眺望や見晴らしの良い眺望などが望める物件や静か街並みなどは不動産情報だけではわかりにくいので、散歩やドライブの途中で良い物件と出会ったらチェックしておくのが私たちの楽しみ方です。

維持管理

物件に求めるものとして一番大事なのは安心できることです。

そのため管理組合のこと管理会社のこと、修繕積立金が滞っていないか、維持管理は適切か、空室が多くないかなど、長期にわたって安心して住むことのできるマンションであることを不動産屋さんに確認してもらいましょう。外観や共用部などぱっと見の印象も大事ですので、内見の時によく見ておきましょう。

眺望

戸建て物件に比べてマンションの良いところは、開放的な眺望が得られることだと思います。室内の素材や間取りはリノベーションで変えられても、風景を変えることはできないので、内見の時には色々な角度から外の風景を眺めてみましょう。「良いな、好きだな」と思えたら素敵ですね。

経験

物件探しはなかなか経験しないことだと思います。だから経験を積むつもりでたくさん内見しましょう。そうすると自分の好みや気になることがだんだん分かってくると思います。良い物件との出会いは一瞬です。迷いすぎると他の方や再販業者に先取りされて後悔することになりかねません。

ハンズデザインが開催している完成見学会にも参加していただければ、実例を見ながら質問にお答えできますので、疑問がクリアになると思います。

経験を積んで目を養っておくことで決断の迷いも少なくできると思います。

購入の最終決断はご自身でしていただかなくてはいけませんが、第三者目線での意見が欲しかったり、プランニング上のできること、できないことなどを判断したい場合には、私たちとのタイミングが合えば、一緒に内見することもできます。

築年数

私たちの家は1986年に建てられたマンションです。古さとしてはギリギリのラインだと思います。窓のサッシや玄関ドアなどリノベーションで変更できない部分の劣化は否めません。維持管理がしっかりしていることが救いです。

あまりにも古すぎるマンションは、設備配管の方法が今と違ったり、窓のサッシや玄関ドアを含めた共用部分の劣化が行きすぎていたり、断熱が不足していたりして、リノベーションに適さないことが多いです。私たちの家より新しい物件を選びましょう。

リノベーションのしやすさ

物件による「リノベーションのしやすさ」みたいなものはありますが、あまり気にしすぎると選択肢が少なくなりすぎてしまいます。壊せない壁やPSという配管スペース、窓と玄関ドアの位置次第でプランニングが変わります。親切な不動産屋さんなら壁が壊せるかどうかぐらいは教えてくれると思います。わからない場合はご相談ください。室内に壊せないものが少なければ自由な間取りになりやすいです。

完璧な物件はないかも…

街が好きで窓からの風景が好きで、気持ちの良い光と風を感じることができれば最高だと思います。室内についてはリノベーションで頑張って暮らしやすくて居心地の良い住まいにしますし、人間は適応することもできます。全てがパーフェクトな物件なんてないと思って、たくさんの物件を見た後はあまり考えすぎず、第一印象を大事にして決断するのが良いのかもしれません。

暮らしを重ねることで愛着のあるかけがえの無い我が家になっていくのだと思います。