マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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カラフル植木鉢

今日はお部屋に置くグリーンのお話です。
『私たちの家』でもいくつかグリーンを置いていますが、
もっと手軽に楽しめる植木鉢がないだろうか・・・
といろいろ探していました。

でもなかなかお値段・デザインを含めてこれだ!というものに
めぐり合うことが出来なかったので、つくってみることにしました。

ホームセンターで売っている普通の植木鉢を購入して、


好きな色の水性塗料とハケを買い、あとは塗るだけ!

とっても簡単にいろんな色の植木鉢が出来上がります!
ハンズのカラフル植木鉢が完成です^^

 

 

『すっきり住む』ための収納計画

住まいの設計をしていて、皆さんが口をそろえておっしゃることの一つに
『うまく収納ができないんです。。。。』
という声をよく聞きます。

きれいにすっきりとした部屋で毎日を過ごしたい!
と願う一方で、なかなか片付かない現実があるようです。
ご相談の中には、持ち物に対して収納量が絶対的に足りていない場合もありますが、
収納のサイズ・場所が使いにくいため、使われなくなってしまった収納スペースもよく目にします。

収納計画は間取りを考える段階からきちんと考えておかなくてはいけません。

『私たちの家』では、設計段階に自分たちの持ち物を分析して、
どうすれば効率的に使える収納になるか考えながらつくりました。
大切だと思うのは、適材適所に細かく収納を設ること。
毎日のことなので、できるだけ短い導線で、ササッと取り出し、片付けられることが『すっきり住む』ことを維持するポイントだと思います。

新しい試みとしてチャレンジしたのは洋服のクローゼットは寝室と洗面の近く、2箇所設けてみました。
寝室で洋服を着替えるよりも、洗面・浴室まわりで身支度をすることが多いからです。
普段使わない季節物は寝室スペースに、普段使いのお洋服はは洗面の近くに置くことにしました。
この考え方は、使ってみて正解だったな~と思います。

収納を考えるときに、まず必要な作業は、持ち物の取捨選択をし、
次に自分の生活を注意深く観察して、どこに置けば効率が良いか、
片づけが苦にならないか考えてみることが重要です。
そして、物が増えることを見越して、少し多めに確保しておくことをおススメします。
(多すぎると生活スペースが少なくなるのでここはバランスをみながらですが。。。)

 

そんなことを考えながらつくった『私たちの家』の収納も、
使いこなすためには住んでからの努力が必要なことに気がつきました。
収納素人ながら、少しずつ工夫をしてよりよく改善していますので、
次回は場所を絞って、より具体的に紹介してみたいと思います!

 

 

 

寝室には無垢の杉の床を。

11月ともなると、やはり寒くなってきましたね。もうすぐ冬がはじまります。

冬と言えば…

朝、暖かい掛け布団から体を起こし、ベッドサイドに腰掛て立ち上がる時。

夜、寝る前にゆっくり入浴しベッドサイドでつかの間、ほっと熱を冷ます時。

その時、素足が触れる床の感触…

「私たちの家」の寝室の床は無垢の杉のフローリングです。僕自身が実体験として驚嘆し、毎朝のように感激してしまうのが、足の裏で感じる、「杉の床」の最高に気持ちのいい感触です。

合板のフローリングや広葉樹の堅くて重いフローリングは、熱伝導性が良くまた蓄熱をする為に、ベッドから出たときはドキッとするほど冷たく感じるものです。そして、吸水性が小さいので、風呂上がりの足の裏ではペタペタとした感触になります。

それに対して、杉は、人肌のように優しい温感です。柔らかく軽い針葉樹の特性です。また、吸水性が大きいので暖かく湿った足裏で歩いてもサラッとスムーズで柔らかい感触です。

柔らかさの代償として、傷がつきやすいというデメリットがあります。

しかし、寝室であればデメリットはほとんど気にならなくなり、メリットは何倍にも大きくなると思います。

比較的安価で、幅が広く香りのいい、最高のマテリアルが杉です。

是非、寝室には無垢の杉の床を、一度はご検討のテーブルにあげることをおススメします。

玄関の位置

中古マンションの間取り図を見るのは楽しいですよね。

僕の場合はリノベーションを前提に間取り図を見ながら「これは良くなるな…」と想像しています。

その時のポイントのひとつをご紹介します。中古マンションを探すときの参考になるかもしれません。

中古マンション物件を選ぶ上で玄関の位置はとても重要な意味を持っています。

私たちの家の場合、玄関はリビングの一部になっています。

 

さて、一般的なマンションの住まいをシンプルにしたのが下の図です。

バルコニーの近くにオープンな場所があり、それ以外の部分にプライベートな場所があります。

そこに玄関を書き加えたのが次の2つの例です。

Aはプライベートな場所を守るために壁で囲っています。
Bはプライベートな場所を深さや距離を利用して守っています。

ちなみに物件数としてはAのタイプが圧倒的に多いです。大規模マンションではAのタイプの方が効率がいいからです。Bのタイプは通風や眺望が良いなどのメリットが多いのですが、圧倒的に物件数が少ないです。もし見つけたら希少価値のある掘り出し物かもしれません。

玄関の位置によって住まいの雰囲気、作り方は大きく変わりますよ。

それでは。

開放的な洗面所

おはようございます。星名岳志です。

今回は、私たちの家の中で僕が「悪くはない」と思っている「洗面所」のお話をしようかと思います。

私たち自身の住まいであるマンションのリノベーション計画が始まったとき、どんな場所でも必要なだけしかスペースを閉じないように注意して計画しました。洗面所も例外ではありません。

そのためには洗面所をオープンにする必要がありました。そのときに問題になるのは公開される洗面所の風景です。

このようなことを書いてしまうと仕事柄問題がありますが、正直なところ、僕は友人宅やお客様のお宅の洗面所に入るのがあまり好きではありません。洗面所の役割柄しかたのないところですが、濃密な生活感が居座っていて近寄りがたい感じがします。その原因は洗面所にある厄介な物たちです。

毎日ルーティンで使う小さくて不揃いなものとそのストック、意味の分からない形の洗濯機、下着、脱いだ服、濡れたタオル、化粧品、アクセサリー、充電式の歯ブラシやひげ剃り、生理衛生にかかわるものなど。家族のものなら平気でも、他人のものだとちょっと気が引けますよね。

そんな厄介な物が満載の洗面所をそのまま開放的にしてしまったら不快に決まっています。だからといって、洗面所を閉鎖的にしたら毎日のルーティンを不快な場所で繰り返すことになります。
私たちの家では、開放的にすることが、結果的に快適さを保つことにつながりました。

さて、快適さを保つために私たちがやったことをはとても簡単です。

1. 他人が見たくないもの、生活感のある物を隠す。

歯ブラシ、塗り薬、ひげ剃り、化粧品、コンタクトレンズ、などなど限りなく個人的で、かつ、毎日使うことが決まっている物たち。好みの違いで、歯磨き粉が数種類あったりもします。洗面所の鏡裏の収納で、家族ひとり一人のスペースを決め、ロッカーのように混ざらないようにすると使いやすいです。十分なスペースを用意して、家族個々人がその中で納めることをルールにしましょう。

忘れてしまうのが、電源です。電動歯ブラシ、ひげ剃り、美容機器など、充電が必要な物が結構あります。それぞれのスペースに電源を用意すると収納しながら充電できます。

2. 洗濯機と物干パイプを隠せる場所に置く。

日本製の洗濯機は年々性能は良くなっていますが、デザインは一向に良くならないようです。
過剰な丸みや曲線があるため洗面所空間になじまないのに、年々巨大化し存在感を大きくしています。

私たちの家では不織布のプリーツスクリーンで閉じられるようにしています。
スクリーンのメリットは100%開けることができ全く邪魔にならないことです。
また、和紙のような素材であることや、途中で止めることもできるので、湿気がこもる心配がありません。

洗面所は濡れている物がある場所なので、物干パイプを付けておくといろいろと活用ができます。
洗濯物を干す動作の中でも便利に使うことができます。
ただ、不揃いな物が吊るされている風景は美しくないので隠せるようにすると良いと思います。

3. 過剰なぐらいゆとりのスペースを残す。

私たちの家の洗面所は、タテヨコ190cm x 160cmですので一般的な広さです。そこにある洗面器が幅80cm、無垢のカウンターが幅150cmあります。カウンターの下にはキャスター付きのワゴンが一台あるだけです。
つまり、カウンターにも床にもフリーなゆとりスペースがあることになります。このゆとりスペースが圧倒的な快適さと使い勝手の良さを生み出します。

4. ドアではなくカーテンやスクリーンを使う。

カーテンやスクリーンのメリットはたたむとコンパクトになることです。狭い場所では引き戸も有効ですが、たたんでも50%にしかなりません。カーテンは10%以下になりスペース利用としては効率がいいですね。模様替えのしやすさやコストパフォーマンスもメリットにあげられると思います。また、風が抜け、湿気がこもりません。

ただし、使うときには注意が必要かな…と思っています。
重要なのは大胆に使うことです。中途半端にすると非常に残念な風景になります。
天井から床、壁から壁まできっちり採寸して、大きくぴったりにあつらえると大変良いと思います。

来客が来たときになんとなく恥ずかしい思いをしてしまう洗面所。
そんな場所を、みんなが快適で開放的な洗面所にするには家族の協力が不可欠で、建築や収納の工夫だけでは困難です。住まいをつくる前に、家族のライフスタイルの見直しと無駄な物の処分は必ずした方がいいと思いますよ。