マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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「私たちの家」リノベーション工事 その4 ~壁の中に隠れるもの~

こんにちは。星名貴子です。

壁の下地工事が終わると、壁を作っていく工事に入りますが・・・

その前に、まだまだやることがあります!隠れる前にいろいろ仕込まないといけません。

まずは、電気配線です。もともとあった換気扇の穴は、電気配線のルートに再利用。

あなたの家の壁の中もきっとこんな感じに配線が詰まっているので、むやみに壊さないでくださいね。

 他にも仕上げで見せたくないものは壁の中に入れてしまいます。

たとえば、エアコンの既存配管穴があまりにも下の位置にあって、エアコンを設置したときに汚いダクトカバーが壁をつたいそうなので・・・・

壁の中で高さ調整して、仕上がったときにはエアコンの汚いダクト配管は室内から見えないようにします!

これはトイレの手洗いコーナーの給排水管の様子。水色の管が壁水栓用の給水栓で、灰色の管が配水管です。

後でふさがれてわからなくなってしまう壁の中には、いろんなものが隠れているのです!

第三回見学会「体と環境にやさしい仕上素材のいろいろ」

第三回見学会「体と環境にやさしい仕上素材のいろいろ」

12月15日 土曜日 開催

大工さん工事の真っ最中。

そろそろ間取りも見えてきますが、それは完成お披露目パーティでのお楽しみにして、ここでは素材に注目したいと思います。

連続見学会も3回目。

ここまででコンクリートの箱の中につめ込まれた素材の全てを見ていただいてきたことになります。リノベーションの特徴のひとつは素材を吟味して選び、どのように使うか考えるということです。

私たちは、住まわれる方々の健康と楽しさと自然環境に配慮して素材をご提案します。今回の工事で使うのはその一端ですが、素材の表情の豊富さ、化学物質ばかりの材料との違い、その施工方法などを見て頂けると思います。

詳細は お問い合わせフォーム より、お気軽にお問い合わせ下さい。

今回もあたたかいコーヒーとおいしいお菓子をご用意して皆様のお越しをお待ちしています!

「私たちの家」リノベーション工事 その3 ~壁、天井下地~

こんにちは!星名岳志です。

配管の床への設置が終わると、次に“壁、天井下地工事”が始まります。

「下地」ってなんだ?という質問が聞こえてきた…気がしました。
最後の仕上げの前の段階までを下地といいます。
壁や天井は一般にプラスターボードという9mm~12mmぐらいのパネルでできています。
その薄さだと自立しないのでその裏側にまず骨格をつくるのです。
この骨格はスチールだったり木だったりしますが、これは状況によって使い分けます。

私たちの家の場合にはスチールを採用しました。木でもスチールでもつくり方に大きな違いはありません。
この骨格にプラスターボードを貼ると壁の下地になるわけです。

同時に、天井を塞ぐ部分の換気ダクト配管も進めます。

自分たちで塗装したまっ黒い天井にメタリックなスパイラルダクト、かっこよすぎます。
塞ぐといってもこの部分の天井は木ルーバー天井といって透け透けな天井なので、ダクトも少し見えるようになります。

工程の中でもここの部分は現場風景の変化が早く、一気に出来上がってくるように感じます。

楽しみだな~。

まだまだつづきます!

「私たちの家」リノベーション工事 その2 ~配管の更新~

こんにちは、星名岳志です。

墨出しが終わり、次に“配管の更新”です。

もともとの排水管、給水管は26年前のものですので、今、問題がなくてもいつか問題になることがあります。
このようなマンションの専有部内の配管は、住んでいる人が管理することになっています。
せっかく全て見えているので、もちろん全てとりかえます。
管理人さんも「できれば更新してくださいね」とおっしゃっていましたし。

上の写真が新規の配管がされているところです。

ピンクが温水です。もともとは銅管でした。ブルーが給水です。もともとは鉄管でした。
太いグレーの管が雑排水管です。便器以外の排水が集まってきます。もともとは鉄管でした。
どれももともとの素材はサビますね。それを樹脂の管に変えています。いまではこれがオーソドックスになりました。

これで安心!

良い機会ですので、マンションリノベーションのキモとなる配管の説明です。

写真をみると、配管がずーっと奥につながり壁の中に入っていくのがわかります。
この壁の向こうがパイプスペース(PS)という共用部の配管が縦につながっている部分です。
写真で、その壁の上にあるもうひとつの穴が、トイレの配水管の出口です。
一番右側の細いグレーの管がガス管です。

マンションはこのように外の世界のインフラとつながっているのでした。
こんな風にみてみると、住まいは機械や生き物のようにも思えてきますね。

リノベーション工事はまだまだ続きます!

つづく。

「私たちの家」リノベーション工事 その1 ~スタート!~

こんにちは!星名岳志です。

スケルトン解体工事のご報告を見ていただいた方には、
「で、いつになったら始まるの?!」なんていうつぶやきが聞こえてきそうですが…

はじまりました~!

少し長めに準備期間を取りましたがついにリノベーション工事開始です。

見つめあうふたり…ちょっと距離が長めの相撲の立会いみたいですが、
これは現場監督の木村さんと遠藤さんが“墨出し”という作業をしているところです。

墨出し…というのは上の写真のように実際の床や壁に線を書いていくことを言います。
糸に墨つぼで墨をつけその糸を張ってはじく、という方法からついた名前です。
設計図面をこうして実際に写していくのです。

リノベーション工事はこうして静かに始めるのでした。

つづく。