私たちのキッチン

料理することは生活の中で欠かせないことです。料理をすることを楽しむ暮らしをしたいとずっと思っていました。だから自分の家をつくる機会が来たとき、キッチンは思い切りこだわって、丁寧にじっくり検討しました。見晴らしがよく開放的で、あるべきものがあるべき場所にきちんと収まっていて、ストレスがなく行動が起こせて、そこに立つと料理することが楽しいと感じられる、そんなキッチンです。

現代の住まいではリビングとダイニングとキッチンをオープンなひとつのスペースとして利用するケースが多くなりました。その中で料理という立ち作業を行い、調理道具や食器など多くの様々なものを収納するキッチンは、十分なスペースを必要とするし、特別な存在感があります。私たちの家のキッチンはアイランドのある2列型で、楽しく美しくクリエイティブな暮らしの中心です。

キッチンの収納部分の奥行きはだいたい60cmぐらいあります。引き出しにすると、一番奥にあるものも、手前まで持ってくることができるし、上から一覧できるので見やすいです。私たちの家のアイランドのある2列型のキッチンのカウンターは2m+2mの総長4mあるからすごい収納量と広い作業スペースを確保しています。

キッチンは収納するものの種類が本当に多くて、小さいものから大きいもの、形がイレギュラーなものなど様々です。無駄なく使い勝手よくするには引き出しの中をどう使うかがとても大事です。造作キッチンでは幅、高さを自在に設計できるので、自分に合った収納方法を設定できます。

食事の時間を様々な料理や器で楽しむことは日々の暮らしを美しく彩ってくれます。でも毎日のことなのでなかなか大変なことも多いのが事実。そのハードルをひとつずつ丁寧に低くして、家事の負担を減らすことが大事だと考えています。大変だから…という理由で料理や食器を制限していたら勿体無いですよね。

料理することの一番のハードルは後片付け。後で洗って片付けないといけないと考えるとたくさんの食器や鍋を使うことをためらったり、料理すること自体を諦めてしまうシチュエーションもあります。大きな食洗機はまな板や鍋、ボール、ざる、包丁、もちろん食器、何から何までを丸ごと受け止めてくれます。この機械ひとつで暮らしが変わったなと実感しています。