マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

ブログ完成見学会

Oさんの大好きなものが集まる大切な場所のリノベーション写真見学会!

こんばんは。本日はOさんの家のブログで写真見学会です。
お引渡し後お時間をいただいてたくさん写真を撮ってきましたのでご覧ください!

ここまでのいきさつを描いたこちらのブログも合わせてご覧下さい!

壁と天井の仕上げは柔らかい色をいれたホタテ塗装。床はアメリカンブラックチェリーの無垢フローリングオイル仕上げ。家具と建具はタモ柾目の突き板。間接照明のあるサイドキャビネット上の壁はシラス左官の粗刷毛小手押え仕上げ。枠はツガのオイル仕上げ。木製Vルール採用。襖紙は東京松屋江戸から紙の山桐雲母文様。畳は琉球表の縁敷。板床はオーク名栗加工。
残念ながら撮影時には食器棚のクラフトガラスを使った扉が間に合いませんでした。グラス類を配置する予定の食器戸棚で内部背面に間接照明がはいっています。クラフトガラスは気泡が浮かんでいるものを選んでいます。楽しみです!

造作家具を低く、全体に水平線を連ねています。

照明は作業面の十分な明るさを確保しつつ、陰影のある落ち着いた雰囲気にしました。
最終的にはダイニングテーブルの部分にはペンダントライトが浮かぶ予定で、美味しい料理を引き立てます。

光が上から流れ落ちる間接照明。
シラス左官の粗いパターンの陰影がなんともいえない趣です。

床はアメリカンブラックチェリーの無垢フローリング床暖房仕様。ツガの敷居と木製のVレール、琉球イグサ表。
自然の本物の素材は光の反射がやさしくて落ち着きますね。

オークの名栗フローリングと琉球表の畳の野趣と厚みを感じる取り合わせ。

よくある和室というとちょっと野暮ったくて暗いイメージ、ありますよね。
何でそうなってしまうんだろう…ということを考えて、木の素材の見せ方を繊細にしてちょっと違う雰囲気にしてみました。

江戸から紙に浮かぶ紋は山桐という日本の伝統の文様です。さりげない感じがモダンですよね。引手も合わせてパールシルバーの小振りなものにしています。襖紙を巻き込んで縁のない太鼓張りにしてよりシンプルに見せています。
襖の左側の細長い部分は戸袋の扉です。ちょっと高めのおもしろい位置に引手をつけています。ここを開くと和室を間仕切る襖が4枚でてきます。

和室を襖で間仕切るとこんな感じです。襖と言っても戸車タイプのいわゆる戸襖です。襖紙の色艶を壁と合わせ、鴨居と敷居も深い溝や金属を使わずにリビングからの違和感がないように気をつけました。

ステンレスのバイブレーションとヘアライン。水栓のクローム。ラフな表情のグレーのタイル。グレーのガラストップコンロ。モノトーンでまとめられたオーダーメイドキッチンのメイン部分。手前に見えるのがイングリッシュオークを名栗加工にしたアクセント。

全方位から使えるフラットなキッチン。フラットで面積が広い作業面は料理だけでなく様々な使い方ができます。もちろんスッキリ使うための工夫や機能がたくさん詰っています。

本体側にはゴミ箱・食器洗機(ASKO)が入り、残りの引出部分に調理道具・調味料などを納めます。
シンク部分はちょっとした水切カゴを設置する予定でそれを考慮した水栓位置の配分と大きさ、洗剤ポケットの大きさは無印良品のポンプがちょうどいいサイズに。
ステンレスのシームレスで滑らかな形状がきれいですね。

背面側のカウンターにはキッチン家電を、棚には根菜籠、下部の引出しは全て食器、上部奥の縦型の大きな引出がパントリーで、カウンター上部は使用頻度の低いものを収納します。
キッチンはキッチン本体と冷蔵庫の奥行き深く、他に比べてイレギュラーなので収納が難しいのですが、引出しにすると大容量かつ目の前まで出てきてくれるので楽ですね。

30リットルのペダル開閉ゴミ箱はフタが両開きで高さが低いからカウンターの下に入ります。空き缶・ペットボトル・プラスチックは引出しシステムを採用。いつも悩む部分ですが、現段階では可能ならこの方法が良さそうです。
キッチンの雑貨は種類が豊富で便利でおしゃれなものがたくさんあり、使いながら改善することを楽しめる部分だと思います。 ボリュームとゾーニングだけしっかりおさえたら作りすぎないこともキッチン作りのポイントだと思います。

手が濡れていたり汚れていることがあることや食器洗い機の大きな扉を開け閉めするため、シンクとコンロのあるキッチンのメイン側の引出しにはハンドルをつけています。お孫さんが走り回るのでハンドルは角のないものを選んでいます。

廊下からの入口の壁は掲示板になるように磁石がつくようにマグネットペイントを下地に入れて淡いグレーのペンキで塗装しています。引戸の横には大きな姿鏡を埋込んでいます。

ホタテ塗装の柔らかい光。光のあたり方でほんのり色合いが変わるのがなんとも優しい感じです。
スイッチはJINBOのNKシリーズ。目立たないのがかっこいいですね。

リビングに必要な全ての機能をできるだけすっきりまとめたサイドキャビネット。DVDデッキもプリンターも普段は存在感なしです。PC机も兼ねている奥行きが深めの家具は引出しにすれば大容量で使いやすくなります。カウンター上には配線スペースがあり余計な配線を見せずにパソコン、スピーカー、テレビなどを配置できるようにしています。

今頃は引越しもすんで片づけで忙しくされていると思います。Oさん、お疲れ様でした!どこかのタイミングでご家族が集まっているシーンを見せていただき、またブログでご報告させていただけることを楽しみにしています。

本当にありがとうございました!

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