マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

私たちの家の素材

住まいの素材のこと

家づくりをイメージする時に、重要かつ楽しいことのひとつが素材を考える時です。

住まいで使う素材、どんなものを思いつきますか?

昔、とある機会に非常に儲かっている住宅会社のショールームに行ってショックを受けたことがあります。たくさんのカタログやサンプルはあるのに選択肢の幅が狭く、ぜんぜん楽しくないのです。「こんなもんでいいだろう…」というような妥協のカタマリを見せつけられたような気分でした。

古今東西の建物を見渡すと「え、こんな素材をこんな使い方で、なるほど!」といものがたくさんあります。地域性があるのですね。昔からその土地に産する良さそうで使えそうなものは何でも使ってきたのだとおもいます。

そう考えると発想次第で何でも使えるということになりますが、まあ…それはそれで困ります。

私は壁や床の素材を考える時に次のように考えています。

1.10メートルぐらい離れたところから全体を見渡す感覚でバランスや相性が美しいこと。
2.2メートルぐらいの距離で日光や照明など24時間の光の中での艶や陰影の表情が豊かであること。
3.20センチぐらいまで近づいて素材の複雑さや物語を発見できること。
4.さわった時の感覚に見た目との違和感がなく自然に受け入れられること。
5.鼻を近づけて香りをかいだ時に安心できること。

自然素材じゃなきゃダメ!…なんていうつもりはまったくありません。

私はタイルが好きですが、立派な工業製品です。素敵なデザインの壁紙も大好きです。コストパフォーマンスのいいビニールクロスも使いたいです。清掃しやすく水に強い樹脂のパネルが必要な場所もあります。金属の強靭さやシャープさが欲しい時もあります。

ただ、そんな中でも先ほどの5項目ぐらいは考えて選びたいなぁと思っています。

そう考えて取捨選択すると、先ほどの住宅会社のショールームに置いてあるカタログやサンプルは10分の1ぐらいしか残らないのではないでしょうか。多くの方がそうやって家づくりをされているのが残念です。

素材はその住まいの暮らし手が選ぶものです。そして「これがオススメです!」と販売をしているわけでもない私が言うのもどうかな…とも思います。なので、私たちの家で使ったものをご紹介しますので素材選びの参考にしていただければと。

・水性のペンキ
天井や壁に塗装します。コンクリート面にも下地シーラーを塗れば使えます。ホームセンターでも指定した色を作ってくれます。誰でも簡単に施工できます。

・黒板ペイント
マグネットペイントとチョークボードペイントの合わせ技です。

・モザイクタイル
名古屋モザイクや平田タイルなどのメーカーが個性的な商品を揃えています。インターネットで探してみるとたくさんあります。

・大判タイル
床や壁に45cm~70cmの大きなタイルもいいです。目地のデザインがキモです。

・チャフウォール
ホタテ塗装と呼んでいます。ホタテの貝殻ともみ殻を主原料とした塗料です。ザラっとした質感もいいです。

・無垢のフローリング
杉の幅17cmの節なしフローリングは圧巻でした。節ありも味があります。一枚ものは床面がすっきりした印象になります。パインや杉は素足の時の温かさ柔らかい肌触りが病みつきです。アメリカンブラックチェリーの幅広UNI加工材も独特の落ち着きがある色味が素晴らしいです。

・無垢のパネリング(羽目板)
壁や天井にフローリングのように木を使う材料をパネリングといいます。杉、青森ヒバ、レッドシダーなど。天井の木は触ることはないのになぜか温もりを強く感じます。

・突き板(ベニヤ)
ベニヤ板というと一般にラワン材をイメージしてしまうかもしれませんが、木材を紙のように薄くスライスし合板に糊できれいに貼ったものをベニヤと言います。ドアや家具に使います。最近使ったのは、タモ、米松、マホガニー、アルダーなどです。実はハンズデザインにあるサンプルだけで50種ほどあります。

・ステンレス
キッチンの天板にバイブレーション仕上げのステンレスをつかました。フラット且つシームレスに仕上げるとかっこいいです。

・シナ共芯合板
切り口にもこだわったベニヤです。家具の天板や棚板に使うと美しいです。

・巾ハギ材
タモや杉など。無垢の一枚板のような上質感があります。カウンター材として。

・無垢造作材
窓やドアの枠に使います。ベイツガ、スプルースなど。

・壁紙
日本メーカーは汚れ防止などの機能性がいいものがあります。珪藻土クロスは機能性はわかりませんが、質感がなかなかいいと思っています。デザインの豊富さやクオリティを考えると輸入クロスが楽しいです。インターネットで探すとたくさんあります。

・耳付きの栗の木
手洗のカウンターでつかいました。木は樹種によってまったく風合いが違うので楽しいですね。耳付きのように不整形なのも味があります。

・ナラの板 名栗加工
無垢のナラ材に釿(ちょうな)で凹凸をつけた独特の陰影と素材感です。

・大谷石 大理石 黒御影石 ライムストーン
石には何とも言えない存在感があります。山の雰囲気が漂うのでしょうか。
かなりザックリした紹介でしたが、詳細はまたいつか。