マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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バスルームを窓際に。

今日は「マンションのお風呂を窓際に移動すること」についてお話します。

「私たちの家」は築27年の中古マンションを購入しリノベーションした住まいです。その浴室はもともとは間取りの真ん中あたりにありました。古いユニットバスで、窓もなくて、狭い。この風呂に入るのは嫌だな…と思いました。

 写真の奥に見えるのがもともとの浴室のドアです。

そこで、リノベーションの計画時に北の窓際にバスルームを配置することにしました。「私たちの家」で、本当にやってよかったなと思う部分の一つです。

僕はもともとそれほど風呂好きではないのですが、休日の朝、バスルームが朝日で明るいと朝風呂しようかな…という気分になります。そして、お湯につかりながら緑が見えるとリラックスして、ついつい長湯になってしまいます。夏は窓を開けると風が流れて涼しく、冬は蒸気にむされたヒバの香りに包まれます。お風呂っていいな~と思うようになりました。

 ハーフユニットバスなのでタイル、ガラス、青森ヒバなど自由に浴室空間を作ることができます。

マンションのバスルームを窓際に…もちろん、家族構成や広さやマンションの構造的な問題など、様々な取捨選択の中で実現させるのはなかなか難しいことではありますが、これもまた選択肢の一つにあるということです。こんなことできないと思ってた…という声をたくさん聞きます。

浴室には大量の水と湿気があるので、マンション・リノベーションでの浴室の位置の変更にはいろいろと技術的な制約があります。それはまた次にご説明しようと思います。

ではまた。

新浦安でオープンハウスやります!

ハンズデザインの2015年は完成見学会からスタートします!

ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション完成見学会
2015年1月3日(土)、4日(日)10時~17時

お施主様のAさんは、ちょうど1年前、2014年のお正月に開催した、浦安のマンションリノベーションの完成見学会にお越しくださったのがきっかけでした。

その後、「私たちの家」にもお越しくださってご相談がスタートしました。

Aさんは暮らし上手な方で、私たちにとって手本になるようなことをたくさん教えてくださいました。

私が強く感じてきたことは、簡潔に暮らすことの大切さと難しさです。

最初にご訪問したAさんのお住まいは、壁紙もフローリングも、全てが古くなってはいましたが、溢れるようなモノやごちゃごちゃとした風景は一切なく、骨董の家具や額縁、フロアライトや花器が丁寧に配置されていました。

多くのリノベーションでは元々の間取りの使いにくさなどの問題点があり、ご相談はその解決がメインになります。しかし、Aさんの住まいを見るとそのような印象はほとんどなく、お話を伺っても住まいに対する不満はお持ちでないどころか、とても気に入っておられることがわかりました。

そのため、今回のリノベーションでは、キッチンの使いにくさを改善する以外には大きな間取りの変更をしていません。それでも一度ほとんどスケルトンの状態まで解体し、すべての素材やディテールの検討を丁寧に重ねて、ゼロからつくり変えることになりました。

Aさんのご希望は、大切にされている家具や照明や食器と調和した、質の高い空間にすることでした。間取りが変わるようなわかりやすさがない分、私たちにとってとても難しい仕事になり、多くのことを学ぶことができたと思います。

残念ながら完成見学会ではAさんの家具などは配置していませんので、住まいとして未完成ではありますが、どんな家具を置いてどのように暮らすのか、そこはご覧いただく皆様のご想像に期待したいと思います。

素材や照明、収納などこれから住まいを考える方々に参考になる部分はたくさんあると思います。ぜひ一度、ハンズデザインのオープンハウスにお越しください!

■日時:2015年1月3日(土)、4日(日)10時~17時

■場所:東西線新浦安駅から徒歩10分

プライバシー配慮のため予約制とさせていただきます。
ホームページのお問い合わせ、メール、電話などでお気軽にお申し込みください。
ご予約頂いた方に住所などの詳細をお伝えいたします。

それでは、写真を少しだけ公開します…が、体験していただかないと伝わらないので、ぜひご参加ください!

左官を施した壁に間接照明をあてた壁の玄関

床は一枚もののナラ。変形の造作家具はハンズデザイン製のオーダーメイドの食器棚。

元々くの字の形をしていたキッチンも新しく作りました。手前は型板ガラスで目隠しをした配膳台。下にはAさんのお持ちのアンティークのワゴンが納まります。

これは…住まいのどこかにある飾り棚。どこにあるかは見学会でお確かめください!

それでは皆様のお越しをお待ちしております!

 

「北鴻巣の家」行ってきました。内覧会は今週末です!

「北鴻巣の家」に行ってきました~!

エクステリアなど、まだ終わっていないところもありましたが、養生が取れた状態で9割5分完成した状態で見ることができました。

植栽が入っていないのが残念ですが、写真を撮ってきましたのでみなさんに少しだけお見せします。
でも、指摘部分にテープがペタペタ貼ってあるので写真は少し小さめにさせてもらっています。

とてもシンプルな住まいなのですが、家の中のどこにいても奥行きのある風景を感じることができます。
透明感のあるハンズデザインらしい雰囲気になったなと思っています。

オープンハウスは住まいを体感する貴重な機会です。
シンプルだけどちょっと違う普通の家。
写真ですとなかなかお伝えしにくいことがたくさんあります。
ぜひ一度体験してください。

12/13.14で内覧会を予定しています。予約制になっておりますのでお早めにお問い合わせください。

内覧会についての詳細はこちらをご覧ください!→「北鴻巣の家。オープンハウスやります!」

皆さんのご来場をお待ちしております!

「北鴻巣の家」もうすぐ完成。

来週末は「北鴻巣の家」の内覧会なのです。

毎日のように現場から様々な連絡があり着々と完成に向かっていることが伝わってきています。
今はエクステリアの工事が進んでいます。

最新の写真はではないのですが、一ヶ月前の手元にあるものを少し見ていただこうと思います!

玄関へのアプローチ。
玄関を中心にしたかったのでアプローチが少し長くなっています。
大きめに雨除けの軒を出し、左官の壁にしています。

南側の歩行者専用街路からリビングとその向こうの中庭を見通しているところ。
ここには板塀ができるので完成後はこのシーンは見られません。
天井のツガの羽目板がなんとも優しい良い色です。

足場に上って軒裏を見上げているところ。
鴻巣市は暑いことで有名な埼玉県北部ですので、大きめに軒を出しています。
外壁はガルスパンという金属サイディングです。

階段越しに中庭を見ているところ。
リビングに面した階段を上ると大きな天窓のある玄関の吹抜けにでます。

キッチンからリビングを見渡しているところ。
キッチンは布に覆われていますが、手元が隠れる高さです。
家全体を見渡せる一番眺めの良い場所です。

来週はやっと現場に行きますので内覧会直前の様子をご報告できると思います!

さて、その内覧会のお知らせです。

「北鴻巣の家」は12月末の竣工引渡に向けて工事中の、Fさん4人家族のための住まいです。

このたび、建主のFさんのご厚意により内覧会を開催できることになりましたのでご案内いたします。

■開催日時:12月13日(土)14日(日)10時~17時

■場所:埼玉県鴻巣市赤見台*詳細な住所は内覧会のお申し込みを頂いた際にお伝えいたします。

内覧会は、プライバシー配慮のため予約制とさせていただいております。
見学希望の方はハンズデザインのホームページの「お問い合わせ」ページから、またはハンズデザイン宛にメール・お電話・FAXにてお気軽にお申し込み下さい。

ホームページからのお申し込みは→コチラ!

お申し込みの際には、『「北鴻巣の家」内覧会参加希望』と明記していただき、
氏名、連絡先、参加人数、希望日時をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、住所などの詳細をお知らせいたします。

みなさまのご来場をお待ちしております!

『ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション in 浦安』工事経過報告!

こんにちは。
Aさんのリノベーション工事の様子をご報告します!

解体が終わったところ。

洗面所やユニットバスがある水廻り部分は、床のコンクリートスラブが下がっていて、
床の段差を利用して給水・給湯・排水などの配管スペースがあるタイプのマンションです。
築25年ほど経っており、この年代のものは給排水の管も銅管や鉄管が使われていることが多く、
管の耐食が進むと管径がどんどん小さくなります。
つまりや漏水の原因になりかねないので、床の工事をするときに交換するとよいと思います。

写真の右側に写っている黄色い布でくるまれているものが、上階から下階へつながる排水管です。
間取り図などで『PS(ピーエス)』と書いてあるところには、この管が入っています。
お風呂や洗面の排水は、この縦管にむかって配管します。

配管を新しくし、壁の下地(骨組み)をつくっている様子。

壁下地にプラスターボードと呼ばれる石膏を固めた板材をはり、壁が完成していきます。

トイレの壁にちょっとおもしろい試みをしたので、見学会のときに注目してみてくださいね!

床は、コンクリートスラブの上に必要な遮音性能をそなえた遮音マット(写真黒い部分)を敷き、合板を重ね貼りした上に仕上げの無垢材をはります。

仕上げの無垢フローリングは、幅15㎝の節なしオーク一枚板です!
幅90㎝くらいが一般的で、長さも短いものを継ぎ合わせて2Mくらいの材料をつくるものが入手しやすいのですが、Aさんのお宅は幅が広く継ぎ目がない一枚板のフローリングを使います。
とても美しい仕上がりになるのが楽しみです!

先日現場で、オーダーでつくる 家具の打合せをしてきました。

少し変形した壁があるマンションなので、への字型のキッチンをつくるのに、現場で木のカタをつくって、その形に合わせてステンレスの天板加工をしていきます。
モダンでシャープな雰囲気をイメージして、メラミンと木の取手がアクセントになるデザインのキッチンです。
これから製作に入ります!

大工さんの仕事が終盤に入り、仕上げ工事がいよいよはじまります。

空間の仕上げに大切な照明の最終確認を、実際に使う器具を購入して事務所で行いました。

これから現場がどんどん変化していく一番楽しいタイミングです。

完成の予定は12月下旬から1月の上旬です。
日程が決まりましたらまたブログでご報告します!