マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

ブログ完成見学会

Wさんの家ブログ見学会

こんにちは。梅雨入り間近、いかがお過ごしでしょうか。
少し前に見学会をさせていただいたWさんの家、恒例のブログ見学会です。

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築16年のマンションを購入してのリノベーションです。
もともとは部屋が細かく仕切られたいわゆるマンションらしい70平米・3LDKの間取りでした。

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新しいプランは風と光を感じられ、回遊性のある動線を大切に考えました。

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Wさんの家は、入った瞬間にパッと気持ちが明るくなる玄関です。
ヘリンボーンのデザインパネルや、光を取り込むためのアンティークガラスを使ったガラスのパーティション。
そしてその先にうっすらと見える、リビングの楽しげな風景。

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ゆらぎのあるアンティークガラスは、光を通す透明感を残しながら、
その先に見えるものの存在感が程よくボカしてくれます。

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パーティションの先は寝室があり、その窓からの光を取り込むことで、光を感じられる玄関になりました。

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ストロングウォーターという模様です。水面が波打ったような雰囲気がありますね。

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玄関正面の扉は、トイレへの入り口です。

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全体的に落ち着いた雰囲気の中に、平田タイルさんのPUZZLEというタイルがアクセントになっています。
壁出しの水栓は先端の突起を右にひねると、水が出るシンプルなデザインのものを選びました。

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リビングはWさんのこだわりがたくさん詰まっています。
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どうしても実現させたかったルイス・ポールセンの照明『アーティチョーク』。
カッパー色(銅色)は住宅で使われている事例が少なく、
大きさと色が空間に合うか最後までドキドキしました。
でも、この照明を入れたおかげで、空間が一気に華やぎました。
テレビ台はタモ材で家具屋さんにつくってもらった、オリジナルの家具です。

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少し赤みのあるアメリカンブラックチェリーの床材とさわやかなタモの雰囲気がとてもいいです。
キッチン天井のルーバーもタモ材。アクセントの壁は、カラーワークスのソフトスウェード塗装。
北欧のビンテージ家具は吉祥寺の『velvet(ベルベット)』というお店でWさんが購入したものです。
キッチンのデザインは全体のバランスを考えて、大谷石をメインにしました。
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スツールを置いてアイランドキッチンを囲む時の足台は、タモの無垢フローリングに名栗加工を組み合わせたものです。

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IHはパナソニックの新しいモデルです。海外製のIHはかっこいいものが多いのですが、魚焼きグリルが欲しいという方には不評でした。魚焼きグリルがあり、トップがブラックでかっこいい機種はとても希少です。
レンジフードはセミオーダーのオールステンレスタイプ。シンプルな箱型デザインなので空間の邪魔になりません。

キッチンでこだわったのはとにかく使いやすさと便利さ。
共働きの家庭は家事を最小限に、でも食を楽しむ暮らしの豊かさを失わないキッチンがいいと思います。
そのためにはお皿洗いを減らす海外製の大型食洗機を入れることや、掃除の負担を軽減する工夫が必要です。

その一つとしてWさんが選んだ、自動水栓とソープディスペンサーはアメリカのデルタ社製の商品で静電気に反応して作動します。
人感センサーの商品はよくありますが、器具のどこに触れても(一部ダメなところがありますが)水と洗剤が出てくることが特徴です。
手が汚れていたら、ヒジでタッチしても大丈夫です。
濡れた手でハンドルを触る必要がないので、水栓周りが綺麗に保ちやすいと思います。

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シンク前の小窓は既存の窓に、内側から木製引違い窓をつけました。
冷たいアルミ窓の雰囲気がなくなり周りと調和がとれ、手元が明るいのが嬉しいですね。

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化学を専攻していたご主人こだわりのヘキサゴンタイルもいいですね。

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キッチンから寝室側を見た風景。
扉で仕切る必要がないときは、目線が部屋の先まで通ることでより奥行きを感じることができます。
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通路の途中にある洗面所です。

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もともとお風呂の窓(片開き+はめ殺し)として使っていたものですが、通風窓は他にもあるということで明るさを取込むための窓として残しました。壁付け水栓と鏡をつけるために窓の一部を利用しています。壁出しの水栓は日本メーカーのカクダイ製品。壁のタイルは平田タイル。洗面器はTFORMのCATARANOシリーズです。

洗面の背面には下着やタオルが置ける収納を確保することができました。
可動棚の正面に無垢の木のアクセントがあるのは、見た目以外にも役割があります。
通常は白いテープなどで板の切断面を処理をするのですが、テープは年数が経つと剥がれてきます。
切断面を木で処理することで、棚板を永く使うことができるんです。
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寝室はベットがないとイメージがつきにくいですが、ペンダントライトの中央にベッドを置く予定で、それぞれスイッチが別々にあり寝る前の手元灯になります。ペンダントライトは、北欧建築家アルヴァ・アアルトの『ゴールデンベル』。

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玄関との緩やかな境界。

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寝室からキッチンを眺めます。

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Wさんの家は、北欧の家具や照明が映えるように、建築側はあまり主張しすぎず、シンプルになることを意識しています。
余白には絵を飾ったり、植物を吊るしたり、暮らし方やしつらえ方の中でたくさん楽しんでもらえると嬉しいです。

先日入居後4ヶ月のお住まいにご訪問しました。
ご夫婦ともに家のことインテリアのことがとてもお好きで、
いろいろ調べて集めた家具や小物はどれもセンスが良く、さらに素敵な空間に進化していました。

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入居後の写真もHPでご紹介する予定なので楽しみにしていて下さい!

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